桜と銀杏の並木が続く通りに面した古い小さな一軒家で、夫婦ふたりと長女、猫一匹と暮らしています。
私たちは家族で設計事務所を営んでいますので、現在私たちの住む建物は仕事の場であり、生活の場でもあります。その境界線はとても曖昧で、いろいろなものが混在しています。
私たちが考える住まいとは、暮らしとはどんなものか?
建物そのものだけではなく、そこにある暮らしをまるごと伝えていきたいと、昨年より定期的に家を開放する機会をつくってきました。そして、回を重ねる毎に、普段の、ふつうの暮らしの中にあるもの、たしかに存在するものを紹介できる場を持ちたいと思うようになりました。
あまり大げさでなく、簡素で美しいもの。日々の暮らしに、ささやかだけれどしっかりと寄り添ってくれるもの。そういうものたちを、私たち自身の暮らしの中から探し、使い、そして別の暮らしを持つ誰かに届けてゆきたいと思います。
これが、これから私たちがつくりたい店 - musubi くらしのどうぐの店 - のはじまりです。
*実店舗、ネットショップ共に開店準備中です。開店時期、場所などにつきましては、詳細が決まり次第、あらためてお知らせいたします。
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